ホーム > コラム

Column

 コラム

2024.3.2

長野県小諸市の中学校増改築工事のコンペが行われています。審査員は委員長が古谷先生(早稲田大学教授)、仲先生(東洋大学教授)をはじめ、そうそうたるメンバー。一次審査応募者は18社、5社までが二次審査に進めます。弊社は無事通過しました。今回の審査模様は、YouTubeで完全公開。点数的には2位通過でした。今回は工藤浩平事務所とのJV。二次審査もYouTubeで公開。二次は設計者も参加し、ヒアリングが行われます。頑張ります。    茂木聡

2024.1.2

今年は、元旦早々、大地震に見舞われました。被災された方々に、早く復興しますこと、お祈り申し上げます。また、災害支援に向かう海上保安庁の飛行機とJALの旅客機が、羽田空港で衝突。幸い、旅客機の乗員は全員無事、しかし海上保安庁の乗務員は、一人を残しお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。

今年は、災害で幕をあけました。不吉なも感じもしまいますが、これからはすべて良い方向に向かうと思い、頑張っていきたいと思います。

世の中は、建設物価がものすごい高騰で建設業界は、大変な状況です。仕事はあるのに、工事ができない。困った事態です。しかし、慌てず、じっくりと世相を見、着実に力を蓄え、次なる機会を待つ所存です。幸い研究活動の成果が出てきています。弊社は、研究所という名を冠しています。その名の通り、建築設計と、研究活動を両立させていきます。

これからも、引き続き、よろしくお願い申し上げます。      茂木聡

 

 

2023.12.8

日本建築家協会主催、東北支部「建築家の仕事」展が、東北六県を巡回展示しています。秋田は12月15日(金)から12月17日(日)まで。日本建築家協会東北支部に所属する建築家が自作をパネルで発表します。総数70作品。圧巻の展示です。是非ご覧ください。会場は、アトリオン2階展示室。

住宅作品で有名な伊礼智氏の講演会が開催されます。「建築家の仕事」展の中で、12月17日(日)13:30から15:30まで。なかなか聞くことができない講演です。参加は無料。会場はアトリオンです。ご興味なる方は info@hiro-atelier.comまでご連絡ください。 茂木聡

 

2023.10.20

10月14日(土)秋田市のアルヴェで、日本建築家協会東北支部秋田地域会主催の講演会が開催されました。講師は白井晟一氏の孫にあたる、白井原太氏。原太氏の建築家として活躍する傍ら、祖父の建築をいかに存続させるか活動されています。今回の講演内容は、具体的活動と考えについて、お聞きできました。白井晟一は、建築界では孤高の建築家と評され、独特の作風で知られています。しかし、建築されてから時間がたち、解体されたものも多くあります。さまざまな存続運動も行われてきましたが、あまり成果はなかったようです。原太氏は、ご自身のネットワークを駆使し、個別に改修、生き続けられる建築として保存再生を行われています。講演ではその実際のお話しと様々な苦悩をお聞きできました。会終了後、懇親会の席で、様々なレアな話をお聞きしました。顧みて、自分が設計してきた建築は、おそらくかなり壊されたと思います。先日35年前に設計した診療所のオーナーから改修の連絡をいただきました。綺麗にお使いいただいている姿を見、うれしくなりました。解体されることは、建築の寿命が尽きたことですが、尽きた原因は何か、改めて考えさせられました。  茂木聡

2023.8.15

近年の気候は、大きく変化している。SDGsが叫ばれ、環境破壊が問題視されている。しかし、これらも若干の影響はあるだろうが、根本問題はもっと違う大きな変化が地球におこっているのではと推測する。日本の夏の気候は、熱帯に近づいているように思う。以前タイやフィリピンに行ったときを思い出す。しかし冬はとても寒く、大雪の年も多い。おそらく地球誕生以来、このような変化は数えきれないだけ起きてきたのだろう。その一環ではと思う。では、我々は生き延びるためにどうするべきか。ひたすら順応するしかない。建築設計で言えば、断熱化の性能アップと、廃材の処理問題。昨今自然エネルギーを利用した発電は、注目を浴びている。しかし、太陽光パネルにしても、寿命は短く、まだ完全な処理方法はない。風力発電にしても発電する装置の寿命は数十年。桁違いの大きな装置の処理問題はこれから。結果、昨今の昨今の先端技術は、問題の先送りで成り立っている。今から急に数百年前の生活レベルに戻れとは言わない。しかし、あまりに便利になってしまった生活に慣れ切った人類は、大きなしっぺ返しを与えられているのかもしれない。地球にとって、わずかな変化、人類はいかに無知で、弱い存在か。まず己を知ることから始めるべきではないだろうか。 茂木聡