Column
コラム
2019.3.2
年度末に思う。
3月は、行政の年度末にあたります。その関係で、設計業界にとっても様々な仕事のまとめの時期と成ります。特に公共工事の場合、年度内竣工は必然です。 弊社でも、現在行っている公共工事の工期が、3月末と成っています。各現場は、最終調整に追われています。公共工事の宿命ですが、弊害も多々あります。人で不足、これは、若い人たちが建設業の職人に成りたがらないこと、その結果、職人の高齢化が進み、作業の速度が落ちることにつながっています。各現場で職人の取り合いも発生します。この様子を数十年見てきました。特に秋田に移住してからは、3月末竣工の問題点を痛切に感じます。たとえば外構工事。舗装等は、雪があったり、路面が凍結していたりすれば、施工できません。無理に行うと、早く劣化してしまいます。皆知っているのに、是正されない。無駄な経費もかさみます。日本は景気対策で公共工事が多く発注されます。特に秋田県は、建築工事の8割が公共工事です。(東京は2割程度)見直しが必要といわれ、随分時間がたちました。そろそろ限界なのではないでしょうか。 茂木聡
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