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2019.6.1
北海道視察

私は現在、(公社)日本建築家協会東北支部で「2019全国大会in弘前」の副実行委員長をしています。その関係で、全国の会員との交流する機会があります。5月28.29日は北海道支部との交流及び視察を兼ねた時間をすごしました。若い頃2年間札幌に住んでいたこともあり、懐かしさと、寂しさをを思いました。まさに青春時代といえる年代でした。今回、北海道支部の方々と勉強会、視察等を重ね、改めて、東北との精神的距離の近さを実感しました。旭川で日本最大の製材会社、昭和木材にうかがい、原木の山、そして製材され、製品になるまでの工程を見学したり、旭川家具メーカーの木材が家具になるまでの工程見学等、札幌では、住宅を視察し、その設計の緻密さとおおらかさに感動したり、大いに刺激を受けた二日間でした。ハードスケジュールでしたが、私にとっては大変実り多い時間でした。今回の視察は、木が中心でしたが、秋田県でも同様、木を以下に採用するか考えさせられます。今回の視察で、木に対する原点回帰ができたように思います。考えすぎず、自然に採用されることが、一番良いことだと再認識しました。木の建築は日本風土に於いては自然のこと、しかし、私の学生時代は、木造はほとんど勉強していませんし、講義もなかったように思います。今一度、素直になって、木に親しみたいと思いました。 茂木聡