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2015.5.5
十和田市と建築

十和田市現代美術館に行ってきました。建築家、西沢立衛氏の作品です。ガラスを多用し、美術館内部と外部の空間に一体感を持たせ、館内を歩く見学者をもオブジェとして扱う巧みさは、優しさと面白さを感じさせます。建築が自己主張せず、現代アートと一体となった姿。建築家の力量を感じます。 近い場所に、隈研吾氏の最近作、十和田市市民交流プラザがあります。また、図書館は安藤忠雄氏。有名建築家の作品群。三者三様のデザインというより、建築感。作風もまったく違います。建築の用途も違うので、建物自体が違ってくるのは当然ですが、町としてのコンセプトは何か考えさせられました。 建築を設計することは、町を造るという自覚が必要だと、強く考えさせられました。 茂木 聡