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2014.4.8
日本建築家協会主催 住宅再考Ⅰ

「平安期の住宅と庭園」をテーマにした講演会が開催されます。場所は秋田市にぎわい交流館AU(あう)4階会議室14:30から。 3.11以来、東北では仮設住宅の様々な問題点が指摘されてきました。我々建築家は、積極的に声を上げ、行動に出る必要があります。私は、現在日本建築家協会東北支部副支部長兼秋田地域会長という立場にあります。職能上、秋田にいながら何をすべきか考えました。その答えが、今年度1年間、秋田の建築家協会で住宅再考というテーマを掲げ、様々な研修や議論を進めていきたと考えました。住宅は建築の原点であり、今、その根本が問われています。その第一弾が上記にあげた講演会です。住宅建築は、平安期400年の間に洗練され、現在の住宅の原型になったと考えます。しかし、平安期の住宅(寝殿造り)は現存していません。そこで、平安期の住宅研究をされている元秋田県立大学教授安原盛彦氏に平安期の住宅をお話いただき、同じく平安期の庭園を研究されている作庭家、重森千靑氏に庭園についてお話いただきます。最後に対談していただき、平安期の住宅を創造し、我々建築家が勉強しなおす機会と出来ればと考えます。当日は一般公開もしますので、興味のある方は、是非おいでください。住宅についての考えが変わることと思います。 茂木 聡