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2015.3.20
秋田市特別養護老人ホーム飯島竣工式

3月は、例年竣工する物件が多い月です。補助金等の関係でなのですが、これに公共事業も大方3月竣工と言うこともあり、3.11大震災特に作業員の不足が顕著となっています。この特別養護老人ホームも、設計完了が平成25年12月。当初予定の竣工が26年末を想定していましたが、27年2月末まで延びました。国の補助金政策及び発注時期をずらしてもらえると、工期も順調になり、予算的にも極端なコストアップは回避できると考えられます。 竣工した特別養護老人ホームについて、紹介します。利用者数80名、RC2階建ての規模です。全体を3棟に分け、中央に管理棟、両ウイングがユニット型老人施設となっています。本建築の特徴は、色彩計画です。外部はおとなしく、住宅地になじむよう、茶系としています。内部、特にユニットは、居室の扉に工夫を凝らし、赤、青、緑、黄の4色を基調に配色しました。明るく、楽しくなるような空間に仕上がっています。色彩の基本理念は、英国のスターリング大学で行われている研究を基にしました。利用者がどのような反応を示すのかこれか、これからです。 茂木 聡