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 コラム

2013.11.19
第7回社内研修会について。

11月16日土曜日、第7回社内研修会がおこなわれました。今回は、元秋田県立大学教授安原盛彦氏を講師に迎え、氏の新著「源氏物語 男君と女君の接近」(河北新報社)をベースに寝殿造りの建築様についてお話いただきました。寝殿造りは現存する建築が無いので、様々な文献から氏は寝殿造りの空間を源氏物語から読み解くという方法論であらわしています。氏の語りから平安時代400年の生活、建築が見えてくるような大変面白い講演でした。我々建築家は建築、空間を日々想像し模索しています。講演から、自分の歴史認識の欠如からくる表面的な建築を造ってしまっているふがいなさを痛感しました。改めて、歴史の重要性を痛感しました。 講演に先立って、現在第一工房に勤務する、安原先生の教え子のプレゼンテーションがおこなわれました。まだ事務所に入って4年目とのこと。がんばっている姿を拝見しました。 茂木 聡