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2015.9.14
近代建築9月号

近代建築9月号に、立川市のフェローホームズ「高松の家」が掲載されました。「高松の家」は、地域密着型特別養護老人ホーム(サテライト型)です。以前総合監修を行った同市にある、フェローホームズ「森の家」のサテライトとして、9月に開設されました。地域密着型特養は、秋田市に建設された、「うぐいす城東」以来となります。一般型特養と違い、設置された市からのみの入居を前提としていること、入居利用者が29人以下と決められているなど、制約が多く、運営が難しいとされています。「うぐいす城東」に関してjは、現在のところ、順調に運営されていると聞いていますが、「高松の家」どうか、心配になります。特養等の老人施設は、利用者の数、施設の充足率が100%近くないと、経営上支障をきたしやすい施設で、支出の大方は、借入金の返済及び、人件費となります。人件費は、ある程度の規模以上は、運営上楽になるため、29人以下と規定された足かせは、非常に重いものとなります。「高松の家」は、9月末にはほぼ満室になると聞いています。数ヵ月後には、視察に伺いたいと思っています。 茂木 聡