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 コラム

2023.4.23

4月22日(金)JIA秋田地域会主催で、構造設計者 山田憲明氏の講演会が開催された。3年前に一度企画したが、新型コロナ感染症が全国に広がり、中止した企画。

コロナ禍も落ち着き、今回無事開催することができた。

木構造の権威であり、過去には、国際教養大学図書館、秋田ノーザンゲートブリッジ、フェローホームズ高松の家の設計で、仕事をご一緒させていただいた経緯がある。今回の講演の中で、最先端の木構造設計の今を見せてもらった。近年、都市木造が盛んに話題になり、個人的にはその価値性に疑問を持っていた。氏の講演を拝聴し、これぞ木造建築だ、このような建築を見たかったのだと思った。設計活動に非常に刺激をもらった素晴らしい講演だった。

2023.4.6

令和5年度は、大学卒業の新人を採用しました。会社に新しい風くが吹いています。仕事はどうしてもマンネリに陥りやすい。今年2月に1人中途採用し、4月に新人を採用。事務所を開設して14年。15年目を前に内部体制の充実を図っています。

以前、本コラムでも書きましたが、親しくしていた宮城学院女子大学教授厳先生が亡くなられました。52歳という若さ。3月に大学葬に出席、6月と7月には追悼式典が予定されています。ご主人の石井教授とも親しかったので、人が亡くなることの大きさを、改めて感じる日々です。

コロナ禍は大方おさまり、また以前の町に戻ろうとしています。しかし、何か穴が開いたような虚無感を感じます。人間関係が希薄になったよう。オンライン会議も増えましたが、なかなか真意が伝わらない虚しさ、いらだたしさ。

新しい世界だと思って、進むしかないのかもしれません。  茂木聡