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Column

 コラム

2025.4.7

大阪市で開催されている安藤忠雄展を見てきました。入場に際し、写真等の撮影はすべてOK。見学時間は1時間以内との規定がありました。建築展は通常それほど長時間見ていることが無いので、気にしていなかったのですが、模型や図面数の多さ、水の教会等を映像で体験できる演出が行われていて、かなり見ごたえがありました。気が付くと1時間が経過。土曜日ということもあり、見学者の数がすごい。さすが大阪出身の建築家だと再認識させられました。途中、安藤忠雄氏本人が来場、ぶらぶらと歩いている。ニュース等では病気で手術等を行いかなり大変な状況と思っていましたので、元気な姿にびっくりしました。展示空間は音楽と調和する画像演出もうまく、心に響きました。高層建築の多い周辺に安藤氏本人が設計した公的施設での展示。こじんまりとした空間が、かえって力を持つことを痛感。建築というものは、やはりすごいのだと、改めて考えさせられた時間でした。  茂木聡

2025.4.1

2025年度の幕開けは、4月1日採用社員(中途採用)とのミーティングで始まりました。スタッフ一同が集まり、現在進行形の業務確認や内容説明。事務所の目指すもの等を皆で議論しました。物価高は建設工事費に、大きく影響を与えています。昨年度は、当初予算よりも工事発注額が大きく増えすぎ、銀行融資がダメになり、工事中止という経験もしました。これも踏まえ、設計中の物件の予算が心配であること、建築工事全体が急激に減っていることが話題に上りました。関東では大型物件が多数発注され、建設業も活況を呈しているかのように見えますが、足元が大きく揺らいでいることも事実です。米国統領がトランプ氏になったことにより、大幅な輸入関税の導入は、日本経済を直撃することが想定され、昨日は株価が1日で1,500円も下落しています。先が見えない中、会社をどうかじ取りするかは、難しい問題です。できるだけ新しい風をいれ、会社自体に活気を与えたいとの思いから、新規に社員を採用しました。新入社員が入ると、様々な提案もあり、私も刺激を受けます。まずは事務所が元気になることが一番大切だと思っています。そこから新しい一歩を踏み出せればと思います。 茂木聡