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2016.9.16
インターンシップについて。

大学の長い夏休みは、学生のインターンシップが多く行われます。弊社にも、今年は3人の学生がきました。秋田県立大学大学院生、室蘭工業大学学部生、新潟大学学部生。最近は、大学では単位認定したり、大学院では、1級建築士の受験資格に影響したりと言う理由で、盛んになったようです。私が学生時代は、将来設計事務所に行きたいと思う学生は、ほとんどが設計事務所にアルバイトに行っていました。その変形版と考えればよいのでしょう。しかし、アルバイトの場合は長期間、継続することで、仕事の内容や大変さを学ぶことになりますが、一般に、インターンシップは2週間程度、受け入れ側も会社の仕事のおさらい程度となってしまいます。毎年受け入れて、考えますが、期間が短すぎる。制度自体が形骸化してしまっている等の問題点を感じます。しかし、受け入れ側に会社にとって、良いこともあります。20代前半の学生が出入りすることで、社員の刺激になること。インターンシップ制度自体は賛成ですが、もう少し現実に即したものになっていくことを願います。 茂木 聡