Column
コラム
昨年末から、国立病院機構、榊原病院(三重県津市 精神病院)改修の監修をしています。監修という立場は、発注者側(今回の場合、国立病院機構と榊原病院)と受託する設計者及び、工事が始まれば、病院側の立場で、設計者、施工会社を監理監督する業務です。通常日本では、置かないポジションです。全体を統括する役割と理解したほうがわかりやすいでしょう。毎月2回、現地で打ち合わせを行っています。設計者選定(プロポーザル)の審査も行いました。自分の知識だけでなく、いろいろな意見を整理し、皆をつなぐ役割をしていると、大変勉強になります。特に設計者が決まり、具体的作業になってくると、私自身、設計者であるため、自分の意見を押し付けてしまいそうになることもあり、注意しています。本業務は精神病院の改修という業務で、改修結果により、スタッフや利用者にどのような変化が起こるのか、大変興味を持っています。今回、宮城学院女子大学教授、厳先生を中心に、調査研究を行うことが決まりました。日本では、改修工事そのものがあまり大切に思われてこなかった経緯もあり、既存財産の効率的且つ効果的活用を目指す意味で、本調査結果にも、大変興味を持っています。まだ、基本設計の段階ですが、面白い案も提示され、これからが、楽しみです。 茂木聡
明けまして、おめでとうございます。本年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。 弊社は1月5日(火)より、平常業務を開始いたしました。今年は、「躍進」をスローガンに、社員一同がんばります。 今年後半には、開設8年目となります。実りある一年となるよう心がけます。 茂木 聡
去る12月17日、東北工業大学(仙台)で建築系大学院生と学生を対象に、講義を行いました。テーマは「施設を通して生きること」。建築と人間生活を俯瞰し、人生について語るものでした。講義を通して感じたことは、皆まじめで、一生懸命メモをとる姿。どこまで思いが伝わったかは、解りませんが、人生の終末期について、考える機会になってくれれば、そして、親について考えるきっかけになってくれればと考えています。講義後半は、自分で住みたい最後の空間を題材に、学生を2チームに分け、議論し、発表してもらいました。様々な意見、議論を聞きながら、少しは伝わっているなと言う感想と、もう一歩踏み出した意見、そして表現力があればと思いました。省みて、自分が彼ら世代だったときは、同だったのだろうかと思いました。学生に講義することは、時々ありますが、刺激的であり、自分自身を見直す良い試す良い機会であると感じます。 茂木 聡
去る21日(土)東北工業大学教授 石井敏先生の講演会が、弊社会議室で開催されました。「地域包括ケアと高齢者住宅」をテーマに、約2時間にわたっての講演、そのあと30程度質疑応答が行われました。近年急速に建設が行われているサービス付高齢者向け住宅(サ高住)を主題に、日本が抱える老人福祉問題とこれから、そして、フィンランドと日本の国民性の比較が語られました。サ高住は、国土交通省が中心となって建設を推進している、高齢者を対象とした住宅です。厚生労働省が主導する介護施設と混同され、様々な弊害も見受けられるようになって来ました。様々な業態があることは、ある意味選択肢ではありますが、見極めていかないといけないことを、3件の建築を通して語られました。私自身も概念としての違いは、理解していますが、現在建設が行われている多くのサ高住が果たして、どこに向かっているのか、何を目的にしているのか、日々疑問に思っていました。石井先生のお話は、非常にわかりやすく、明快に問題点をあげられました。しかし、答えがまだないことも語られています。どのような答えが出てくるのか、それは、私を含めた多くの関係者が十分議論し考えるべきことを、諭されました。答えを待つのではなく、答えを出していかなければいけない立場であることを認識し、講演は終わりました。内容の濃い非常に充実した時間となりました。 茂木聡
既報の通り、11月21日(土)石井敏教授(東北工業大学)の講演会の内容が決まりましたので、お知らせします。テーマ「地域包括ケアと高齢者住宅」。高齢者住宅の最新事例を通して、介護施設との違いや介護施設の価値をあらためて考え直す研修会と位置づけています。近年、高齢者住宅が多数建設され、一部が介護施設と誤解されるような情況を呈しています。しかし、両者は、大きな違いがあります。それは、制度であったり、ケア側の対応であったり。いま、この両者の違いを整理し、将来に向けてより良い住宅、介護施設を考えることは、有意義だと思います。今回の、石井先生の講演は、非常によいタイミングであると考えます。講演会参加希望の方は、事務所まで連絡ください。5名程度は参加可能です。尚、講演会は無料です。 茂木 聡
