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 コラム

2014.5.19

ディズニー映画「アナと雪の女王」を見ました。不変のテーマ「愛」を高らかに歌うこの映画は、従来のディズニーとは一味違った「愛」を歌い上げています。スピード感、表現力、ミュージカルタイプのアニメという次元を超えたエンターテイメントでした。建築設計をしている立場として、映画の建築物の構想力にいつも感心します。特にディズニーアニメは、美しい。現実の建築は、そうできないのはしょうがないのですが、やはり見る人に夢を与えられるよう、日々がんばらなければと考えさせられます。時間と興味のある方は、是非。

2014.5.1

4月26日土曜日平成26年度第1回研修会が行われました。講師は作庭家重森千靑氏。日本庭園全般について幅広い知識とデーターでお話いただきました。氏とは、過去3回仕事をご一緒した経験があり、知識の豊富さとデザイン力は十分理解していたつもりでしたが、研修会としてお招きし、お話をうかがうと、その造詣の深さ、世界各国の庭園に関する知識に、感嘆する思いでした。3代にわたって作庭家をされている家柄、綿密な調査研究の上に成り立つ作品群。日本文化について、日々考えさせられる中国伝来の技術。それらについて、中国、韓国の違いと変遷を知る貴重な時間となりました。ライフデザインとしては、立川のフェローホームズの屋上庭園が、初の協同作品となります。 次回は東北工業大学教授 石井敏先生です。老人福祉施設4回シリーズの第1回、ご期待ください。 茂木 聡

2014.4.8

「平安期の住宅と庭園」をテーマにした講演会が開催されます。場所は秋田市にぎわい交流館AU(あう)4階会議室14:30から。 3.11以来、東北では仮設住宅の様々な問題点が指摘されてきました。我々建築家は、積極的に声を上げ、行動に出る必要があります。私は、現在日本建築家協会東北支部副支部長兼秋田地域会長という立場にあります。職能上、秋田にいながら何をすべきか考えました。その答えが、今年度1年間、秋田の建築家協会で住宅再考というテーマを掲げ、様々な研修や議論を進めていきたと考えました。住宅は建築の原点であり、今、その根本が問われています。その第一弾が上記にあげた講演会です。住宅建築は、平安期400年の間に洗練され、現在の住宅の原型になったと考えます。しかし、平安期の住宅(寝殿造り)は現存していません。そこで、平安期の住宅研究をされている元秋田県立大学教授安原盛彦氏に平安期の住宅をお話いただき、同じく平安期の庭園を研究されている作庭家、重森千靑氏に庭園についてお話いただきます。最後に対談していただき、平安期の住宅を創造し、我々建築家が勉強しなおす機会と出来ればと考えます。当日は一般公開もしますので、興味のある方は、是非おいでください。住宅についての考えが変わることと思います。 茂木 聡

2014.3.31

3月22日(土)14:00より、弊社会議室で、社内研修会が行われました。すでに告知しているように、秋田県立大学准教授崎山先生のご講演でした。建築史を研究されている先生のお話は、建築設計を行っている者にとって、とても新鮮で、面白いものです。今回は、建築史上の建築史の変遷等を話されました。ただ建物の歴史話されるのではなく、その評論を行ったことに対しての評価等、普段接することの出来ない世界の話でした。2時間の講演は、あっという間に終わり、質問も盛んに行われ、気がつくと3時間を過ぎていました。25年度最後の研修会としては、大変な盛り上がりでした。崎山先生に感謝いたします。 26年度は、一般の方も意識し、研修会という名目で進めてまいります。第1回は4月26日(土)。作庭家重森先生のお話です。私は、先生とは、過去3回仕事でご一緒させていただいています。氏の人柄にふれ、ファンになりました。和風庭園の真髄をお聞きしたいと思います。詳細につきましては、後日ご案内いたします。 茂木 聡

2014.3.12

第8回社内研修会は秋田県立大学准教授崎山俊雄先生です。テーマは「建築史研究と建築設計:その距離の歴史」。先生は建設会社の設計部から転職した現場のわかる研究者です。学位論文が建築史関連であり、今回のテーマに結びついたと思います。今年度最後の研修会です。 日時は3月22日(土)14:00から。弊社会議室で行います。入場無料。ふるってご参加ください。 平成26年度は、「社内研修会」という名称を、「研修会」に改めます。もっと広域に展開できればという願いからです。建築設計は生涯勉強だと思っています。この機会を広く皆様に活用していただけるように名称から社内という言葉を削除しました。 26年度の研修会の内容も、面白い企画が準備されています。ご期待ください。 茂木 聡