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 コラム

2014.8.25

弊社は、社員教育の一環として、研修会を開催してきました。各大学の先生方を始め、数多くの有名人の方にご参加いただいてきます。本年土中にも、すでにお願いした方が何人かいます。当初、研修会は弊社内の研修を中心としてきました。現在も、同様ではありますが、少しずつ輪を広げていければと思います。 人生は絶えず勉強と思っています。スタッフにも常々話していることです。スタッフ、ひいては関連の人たちのステージがアップすることは、弊社の作品の質の向上につながります。9月には、事務所の外で研修会を開く事を考えています。講師の先生にも承諾はいただきました。新しい発展形だと思います。私は現在、JIA秋田の会長の立場でもあります。建築家の地位向上は、お互いの切磋琢磨と勉強以外ないと考えます。 全体としてレベルアップが図られたとき、この企ては成功だったのだと思うことが出来るでしょう。そのために、がんばっていく所存です。今回は、Yan先生。ご期待ください。

2014.7.9

今年は、2大学が、秋田市にある弊社設計の施設等の見学にいらっしゃいます。 8月17.18日は、東北工業大学石井研究室の皆さん。 9月1,2日は実践女子大学橘研究室の皆さんです。 両先生とも、医療福祉のジャンルでは、日本のトップランナーとして研究を進められています。 両先生はもとより、学生の皆さんとの交流も楽しみです。果たしてどのような評価を受けるか、大変興味がありまた、勉強にもなります。 このような試みが、毎年実現すればと思います。 茂木 聡

2014.6.11

去る6月7日(土)石井先生(東北工業大学教授)をお迎えして、研修会を開催しました。午前中、弊社が最近設計し、竣工した地域密着型特別養護老人ホームをご視察いただき、夕方から弊社会議室において、研修会を行いました。最初に先生から、「施設とは」「ホームとは」「環境とは」のお話をいただきました。施設という言葉は、日常使っている言葉ですが、デリケートな意味を持っています。故京都大学教授外山先生は、施設という言葉をとても嫌っていました。私も使わないようにしていますが、適切な言葉が無いのも事実です。これらのお話を、石井先生は丁寧に説明されました。内容的にはかなり高度なもので、スタッがどの程度理解してくれたか、いささか気になるところでしたが、非常に面白く拝聴しました。後半は、視察いただいた施設長も加わり、約1時間ほど、ディスカッションを行いました。「無駄な部分を最大限そぎ落とした建築、それを色彩によりカバーしている。以前の私の作風とは一味違った建物になっている」と先生からご指摘がありました。施設長からは「出来たばかりだが、スタッフ一同自慢の建物になっている、見学者も数百名を数えた。1階にはいったパン屋さんが効果的」との話がありました。私は設計者として、良かった点、悪かった点をお話しました。内容の濃い議論が出来たことは、とても勉強になりました。秋には、調査に来たいとの先生の言葉で散会となりました。具体的建物を共通の話題として議論できたことは、幸せでした。 茂木 聡

2014.5.28

6月7日土曜日16:00から、東北工業大学教授石井敏先生の研修会です。先生は、昨年度フィンランドから帰国されてすぐ、フィンランドについて社内研修会でお話いただきました。今回は、1年間4回完結、老人施設について、詳しくお話いただきます。先生は、東北大学を卒業され、東京大学大学院で博士号を取得されました。専門は老人福祉施設。近年、老人施設は、一人部屋ユニットケア施設が当たり前のように語られますが、今から十数年前、4人室の劣悪環境の施設が多数存在した時代、京都大学外山先生を中心に先進的研究が多数なされました。そのメンバーのお一人です。外山先生はスウェーデンに活路をもとめ、石井先生はフィンランドに活路を求めました。これらの研究が実を結び、現在の一人部屋ユニットケア施設が正式に厚生労働省より推奨され、現在に至っています。今回は歴史、経緯を含めた研修会で、その1回目。私自身も同時代を設計者の立場で関わってきましたが、全体を包含して語っていただくのは、石井先生が最適と考えます。私も非常に楽しみな研修会です。皆様、是非ご参加ください。入場無料です。 茂木 聡

2014.5.19

ディズニー映画「アナと雪の女王」を見ました。不変のテーマ「愛」を高らかに歌うこの映画は、従来のディズニーとは一味違った「愛」を歌い上げています。スピード感、表現力、ミュージカルタイプのアニメという次元を超えたエンターテイメントでした。建築設計をしている立場として、映画の建築物の構想力にいつも感心します。特にディズニーアニメは、美しい。現実の建築は、そうできないのはしょうがないのですが、やはり見る人に夢を与えられるよう、日々がんばらなければと考えさせられます。時間と興味のある方は、是非。